講義型

伏見区と協定を結び、
さまざまな取り組みに本学学生が参画

代表:井口 富夫(龍谷大学 経済学部教授)
メンバー:京都市、学生、地元事業者、まちづくりボランティア、聖母女学院
主なフィールド:京都市伏見区

概 要

活動風景1

 本学経済学部と京都市伏見区が区の事業に参加し、単位を修得するインターンシップ・プログラム「きらり伏見区まちづくりプロジェクト」の協定書に、2005年6月調印しました。
 これまでも、地元商店街の活性化など地域に根付いた教育活動を展開していますが、今回は自治体と連携することで、実習を通して地域の実情を知るとともに、地域住民との交流の中から、まちづくりに関する基礎知識を体系的に学修し、まちづくりに学生の視点を生かすことで、今後の市民参加型の行政の実現に向け、問題点等を浮き彫りにし、より充実した持続可能なまちづくりの実現をめざします。

活動内容(1)

活動風景2

伏見の砂川小学校5・6年生を対象に龍谷大学学生が意識調査  龍谷大学経済学部の井口富夫教授とゼミ学生らでつくる「京都南部研究会・伏見子ども意識調査チーム」が、まちづくりに子どもの意見を反映させる手法を学ぼうと、2005年度から2年間、伏見区まちづくり支援事業の助成を受けて調査しました。
 2006年1月と2007年1月の2回、砂川小学校の5・6年生を対象にアンケート調査を行い、延べ339人から回答を得ました。
 報告書によると「伏見区を好き」と答えたのは48%で、伏見稲荷大社や稲荷山、伏見桃山城などをお気に入りの場所に挙げています。京都市のまちづくり政策については、新景観政策による建物の高さ制限の問題を知っている児童が4割を超え、路面電車の復活や地下鉄の延伸問題などに比べ、認知度が高く、高さ規制については6割が賛成でした。
 一方、調査に携わったゼミの卒業生横手さんは、「子どもたちが住む周囲の環境もあるのだろうが、高い建物が建ってもいいという意見が多いように感じた」といいます。
 井口教授は「提言につなげるにはまだ不十分。子どもたちの具体的な意見をもっと集められたら」と話していました。報告書を100冊作製し、伏見区役所や区内の小学校に配る予定です。

【京都新聞 平成19年5月30日(水)第23面より抜粋】

活動内容(2)

活動風景3

「きらり伏見区まちづくりプロジェクト会議」に参画!
 2007年7月3日、伏見区主催の事業の企画・運営について協議する「きらり伏見区まちづくりプロジェクト会議」第1回を開催し、区民ボランティアの方や龍谷大学のインターンシップの大学生、聖母女学院短期大学のボランティアの学生など27名が一堂に集い、環境啓発イベント「伏美eco市」の名称について検討しました。
 今後、伏見を更にきらりと輝くまちにするため、環境啓発イベント「伏美eco市(ふしみエコいち)」など各事業内容について、みんなで検討し、みんなでまちづくりを進めていきます。

【京都市伏見区のホームページより抜粋】

活動内容(3)

活動風景4

「伏美eco市(ふしみエコいち)」に参加しました。
 2007年10月13日(土曜日)、環境啓発イベント「伏美eco市」を伏見桃山城運動公園の駐車場にて開催しました。当日は、爽やかな秋晴れのもと、約2,500名もの方にご来場いただき、会場は大にぎわいでした。
 会場に設置された環境ブースは、「きらり伏見区まちづくりプロジェクト会議」メンバーが企画・運営したもので、いずれも子どもたちに大人気。環境について楽しく学んでいただけた様子でした。
 また、リサイクル・フリーマーケットは、今年は「納所地域ごみ減量推進会議」の皆様に運営していただきました。

【京都市伏見区のホームページより抜粋】

目 標

 今後も継続して伏見区が実施する事業に積極的に学生が参画し、一般公募による区民ボランティアとの連携を図りながら、各事業を企画・運営することによって、大学において学んだ経済学の理論、現実経済の知見を総合化し、現実問題の分析力、問題解決、政策提言能力を身につけることをめざします。

他団体・グループとの
連携について
連携可能 詳しくは下記までお問い合わせください。
iguchi@econ.ryukoku.ac.jp

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