大学と地域との双方向サイクル

龍谷大学は、教育と研究、社会貢献を大学の重要な使命と位置づけています。そのうちの社会貢献活動エクステンション(普及)を担う拠点として1991年に龍谷エクステンションセンター(REC)を開設しました。

RECでは、社会貢献活動の主要な取り組みとして、大学の持つ資源を地域に還元するにとどまらず、地域の人材や資源を大学の教育や研究に活用し、さらにその成果を地域に還元するという、大学と地域との双方向サイクルによる「コミュニティ・アイデンティ(地域をどう認識するか)」を重視しています。

このたび、地域をフィールドに活動し、大学と地域双方が連携による効果を上げている学部やゼミなどの多様な団体・グループの連携事例を取りまとめた「地域連携事例集」を編集いたしました。大学と地域が連携・協働して取り組む事業は自治体とも深く関わっており、その多くは事業内容が認められて産官学連携の事例にもなっています。

本事例集が、本学の社会貢献活動への取り組みを広く社会に発信し、今後ますます地域、自治体と連携しコミュニティ・アイデンティティがより効果的に活性化するための一助となれば幸いです。