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砂川・憩いの公園プロジェクト-公園をめぐる情報マップづくり-

代表者
窪田 和美(短期大学部教授)
専門分野:社会学・地域社会学
連絡先:kazumi@human.ryukoku.ac.jp
メンバー
窪田ゼミ・田岡ゼミ・砂川自治連合会・砂川安心安全ネットワーク・砂川地域女性会
活動地域
京都市伏見区(砂川小学校区)

事業概要

これまでの「砂川地域まち歩きプロジェクト」では、学生が活動を通じて成長しただけでなく、地域の方々にも理解を得ることができました。2008年度からは、子どもから高齢者の方、障がいをもった方など誰もが利用できる憩いの場所である「公園」に焦点をあて、児童福祉を学ぶ学生と共に砂川地域にある5つの街区公園を探索するゼミ活動を行っています。具体的には、四季折々に公園に出かけて行き、公園に関する情報(バリアフリー情報、遊具の状況、季節の花や草木の様子、さらには公園で開催されるイベント情報、その公園ならではの特徴等)を収集しました。加えて、子育て中の方、幼稚園・保育園の先生、自治会・町内会の役員さんからもお話を伺い、それらの情報をまとめて掲載した『砂川地域の公園 MAP』を作りました。そして公園が地域の方々にとってより身近に楽しむことのできる場所となるように、自治会・町内会の役員さんを通じてこの地図を地域の皆さんに配布しました。この取り組みは、「2008年度大学地域連携モデル創造支援事業」に採択され(財)大学コンソーシアム京都から助成を受けました。

活動内容

砂川学区には、(1)深草砂川東公園、(2)深草西浦中公園、(3)深草砂川西公園、(4)桜島公園、(5)鈴塚(保育所前)公園があります。公園は、同じ空間でありながら、季節により時刻によりさまざまな姿を見せてくれます。そこで、学生のグループを「公園探検チーム」と称して、まず季節ごとの変化を知るべく調査を開始しました。

砂川学区には、①深草砂川東公園、②深草西浦中公園、③深草砂川西公園、④桜島公園、⑤鈴塚(保育所前)公園があります。公園は、同じ空間でありながら、季節により時刻によりさまざまな姿を見せてくれます。そこで、学生のグループを「公園探検チーム」と称して、まず季節ごとの変化を知るべく調査を開始しました。

季節の草花や昆虫等自然の様子や車イスやベビーカーは公園入口をスムーズに通ることができるのかという実査、そして公園に来ている方たちへのインタビューを何回かに分けて実施しました。さらに、地域の役員さんたちに大学に来ていただき、この地域の歴史、公園で開催される地域の行事やお祭りについても教えていただきました。学生は、チームごとに公園の特徴を撮影したり、模造紙に描いて発表会に備えました。これらの情報を地図に落として『砂川地域の公園 MAP』を完成させました。

今後の展望

公園の情報を集めているなかでわかったのは、砂川小学校区という一つの小学校区に、約250㎡ほどの大きな公園が3つもあるということです。これは他の地域には見られない特徴です。これらの公園では、京都の夏の伝統行事「地蔵盆」が開催されています。また、藤森神社の「子ども御輿」の集合場所であり、地域のイベント「にしうら夏祭り」も盛大に実施されています。この地域は、自分たちの生活空間であるコミュニティを主体的に支えようとする地域住民によって構成されているのです

学生はこのような地域活動に関わることによって、生活経験を豊かにすることができ、またさまざまな年齢層の地域の方々と交流することで、相手の立場に立って考えることやコミュニケーション能力を高めることに繋がるでしょう。今後、学生が砂川学区の地域活動に何らかの形で参画できれば、さらなる地域社会の活性化に貢献でき、学生は大学の講義や施設実習とは違った生活実感を修得できることでしょう。

他団体・グループとの連携について:連携可