TOP > 地蔵盆出前公演~学生参加による地域行事の企画と実践~

地蔵盆出前公演~学生参加による地域行事の企画と実践~

PDFで表示する

代表者
田岡 由美子(短期大学部准教授) 専門分野:乳幼児教育学
連絡先
taoka@human.ryukoku.ac.jp
主な連携メンバー
短期大学部(田岡ゼミ)、深草西浦町3丁目自治会、東ヲカヤ町町内会
活動開始時期
2009年8月
活動地域
京都市伏見区深草

活動の概要

8月に砂川地域で開催されている3か所(東ヲカヤ町、直違橋10丁目町内会〔2009年のみ〕、深草西浦町3丁目自治会)の地蔵盆に学生が参加し、子どもたちとゲームをしたり、紙芝居、手遊び、自作のパネルシアター等を行うことで、地蔵盆が子どもたちにとって楽しい会となるように、また地域での交流の場となるように活動しています。

活動内容

毎年8月第3土曜日、日曜日に開催される地蔵盆において、お坊さんの読経終了後に公演できるよう、学生は台車に小道具等を載せて開催場所に出かけ、1時間弱の公演を行っています。


昔ながらの地蔵盆風景。自作の紙芝居に子どもも親も興味津々(2010年・西浦町)


子どもたちと手遊びをする学生
(2011年・東ヲカヤ町)


自作パネルシアターを楽しむ子ども達
(2011年・西浦町)

2009年度の活動

8月22日(土)に東ヲカヤ町で、23日(日)に直違橋10丁目と西浦中公園で地蔵盆出前公演を行いました。当日は12人の学生が、手遊び、紙芝居「たんたかたん」、爆弾ゲーム、当てっこクイズ、ダンス「あひるダンス」、自作のパネルシアター「サンドイッチ」とペープサート「おばけスイカ」、バイオリンとチューバによる演奏「ドラゴンクエストのテーマ・崖の上のポニョ」といった催しで地蔵盆を盛り上げました。

2010年度の活動

8月21日(土)に東ヲカヤ町で、8月22(日)には西浦中公園で地蔵盆出前公演を行いました。この日は14人の学生が、手遊び、紙芝居水運びゲーム、自作のパネルシアター「ひよこのさんぽ」、バイオリンとチューバによる演奏を子どもたちに披露しました。

2011年度の活動

8月20日(土)に東ヲカヤ町で7人の学生が、21日(日)に西浦中公園で3人の学生が地蔵盆出前公演を行いました。手遊び、紙芝居、「マル・マル・モリ・モリ」のダンス、自作のパネルシアター「しろくまちゃんのホットケーキ」と動物当てっこクイズ、最後にアンパンマンマーチを子どもたちと歌って踊りました。

公演する学生は、乳幼児から小学生までの子どもならびに地域の方々に楽しいひと時を提供することを心がけています。毎年、地域の方々からはカレー、焼きそばなどで学生をもてなしてくださり、保育者をめざす学生にとっても地域交流の大切さを感じる地蔵盆交流となっています。

これまでの成果

  • 地域に住む学生にとっても京都の文化である地蔵盆に触れることができます。
  • 地蔵盆のプログラムに若い学生の出前公演が加わることで、地蔵盆に活気が出て、子どもも楽しんで参加してくれています。
  • 準備や当日の司会進行を含めて地域の子どもや大人の前で公演することで、保育の教材研究や実際の人との応答を臨機応変に進めていく体験となり、保育者としての学びにつながります。
  • 1回生、2回生が共に出前公演に参加することを通して、1年生は保育実習を経験している2年生から、子どもへの落ち着いた態度や言葉かけ、応答の仕方などを学ぶことができます。

今後の課題・目標

地蔵盆出前公演は2011年度で3年目となり、地域に定着しつつあります。しかし、2011年度から短期大学部「こども教育学科」の創設に伴ってのカリキュラム変更のため、ゼミ学生を中心に地蔵盆についての学習時間や参加者の確保、地蔵盆に向けての企画・運営を行うことが難しくなりました。今後も活気のある変化に富んだ地蔵盆公演を実施するために、短期大学部以外の学生参加も視野に入れて開催の検討を行っていく必要があります。

トピックス

本活動は「龍谷大学伏見砂川・公園探検チーム」として2009年度、2010年度に実施した「伏見砂川・公園を中心とした地域との交流事業」の延長事業です。
詳しくは「伏見砂川・公園を中心とした地域との交流事業」をご覧ください。

他団体・グループとの連携について:連携可