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龍谷大学・京都産業学センター

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代表者
重本 直利(龍谷大学・京都産業学センター代表、経営学部教授)
連絡先
kyosangyo@biz.ryukoku.ac.jp
活動開始時期
2002年4月
主な連携メンバー
京都市内企業および経営者団体、自治体関係者
主な活動地域
京都市内

活動の概要

龍谷大学・京都産業学センターは、産官学連携の新しい形として、京都産業のさまざまな経営上のケースを蓄積し、同時に、企業経営者との共同研究体制を構築することで、京都産業界等との連携強化をめざしています。

また、恒常的なコミュニケーションの場として「京都産業人倶楽部」を開設し、開かれた産公学連携の実現を目標としています。

活動内容


京都産業学研究第11号

京都産業学センターでは主に次の活動を行っています。

1.京都産業学センター年報の発行

京都企業との共同研究を通じて京都産業のさまざまな分野における経営上のケースを蓄積 し、年報『京都産業学研究』に掲載しています。

2.研究会の開催

「京都産業学研究会」「京都工芸サロン」を年に数回開催し、京都企業の経営者や伝統産業関係者との情報交換を行っています。2013年度の京都工芸サロンは、国宝修復をされている宇佐美修徳堂の宇佐美直治氏、京都の映画文化を情報発信する京都文化博物館映像情報室長の森脇清隆氏を招き、また、京都産業学研究会では、水の研究家の鈴木康久氏、本学政策学部の中村剛次郎教授に講演いただきました。さらに、島津製作所グローバル人事課長の柴田啓介氏、島津労働組合副組合長の井上信治氏を招いて講演いただき、ブックレット『島津製作所』発刊記念シンポジウムを開催しました。

3.経営学特別講義の開講

経営学特別講義「我が社の経営と京都」は、京都の産業構造、自然、文化等に対する講義や京都企業事例研究と京都企業9社からの経営者招聘講義を組み合わせて行いました。この講義は、京都企業各社の現状分析と個々の企業の実態を通じて、経営資源としての京都と経営主体(京都企業)との関係を考え経営学をより深く学ぶ講義となっています。この内容は例年作成する『2013年度経営学特別講義録』として刊行されます。


講義の様子

4.京都産業学センター10周年記念事業の実施

京都産業学センターでは、2012年度に開設10周年を迎え、記念事業を実施しました。

7月に開催した記念シンポジウムは、約90名が参加。基調講演に元京都創成大学学長の二場邦 彦氏を迎え、続くシンポジウムでは、京都産業学センターの10年間の実績を振り返るとともに、京 都産業学における今後の課題について、有意義な討論が重ねられました。

また、これまで実施した工芸サロンの内容をまとめた「京の伝統産業から学ぶ-京都工芸サロン 講演録-」や企業研究ブックレットなどを刊行しました。


京都産業学研究センター開学10周年を記念して
開いたシンポジウム


京都工芸サロン講演録


京都産業学研究シリーズ
第1巻「島津製作所」

今後の目標・課題

10周年記念事業として、2002年設立当初からの企画であったブックレット刊行が実現しました。京都産業学研究シリーズの企業別研究・ブックレット第1巻として『島津製作所』が、島津製作所の方々の多大なご協力のもと刊行され、2014年2月にはテーマ別研究・ブックレットとして『京都企業の人事労務管理の論理と実際』が刊行されました。いずれも晃洋書房からの発売となり、書店店頭にも置かれています。シリーズ刊行として、引き続き、ブックレット編集・刊行に取り組んでいきます。

2013年度より新たに経済学部・政策学部より専門委員の先生方を迎え、今後は経営学にとどまらず、経済学・政策学など新たな研究角度から京都産業学研究をより一層深めたいと考えています。引き続き、龍谷エクステンションセンター(REC)をはじめ、他部署との連携をより強固にし、お互いの発展に寄与できるよう活動を行っていきます。

他団体・グループとの連携について:連携可