※既に起業している事業は対象外とします。
※公序良俗に反すると主催者が認めたものは除外します。
スターバックスやマクドナルド、ネスレなどグローバル企業がプラスチック製ストローの廃止や包装材料を100%リサイクル可能、あるいはリユース可能とする方針を決めるなど、世界的に使い捨てプラスチック対策への取り組みが行われています。
龍谷大学においては、ビニールや弁当ガラなどのプラスチックゴミが年間約182トン(2018年度実績)発生しています。プラスチックゴミのうち約55トンを資源化し再生利用していますが、その割合は全体の約30%にとどまっています。また、龍谷大学生協の購買におけるレジ袋使用率は、深草キャンパスで47.9%、瀬田キャンパスで58.2%、大宮キャンパスで29.6%であり、合計すると年間40万枚以上使用されています。大学内において脱プラ・減プラが進められるか、使い捨てプラスチックを利用しない方策など皆様のアイデアを募集します。
SDGsにおいても食料の損失、廃棄の削減について目標設定がされました。食品ロスの削減、食品リサイクルの推進、環境と関わりの深いゴールの達成を通じて、経済・社会の諸課題の同時解決につなげることが重要となります。
瀬田キャンパスにある不二家食堂においては、事前に決めた食数が昼間営業で捌けなかった場合、加工前の食材を新しいメニューにリメイクし夜間営業にて提供するなど食品ロスを出さない取り組みを進めています。一方、龍谷大学生協においては、閉店間際の利用のため一定量の商品を残しています。また、客数の予測が外れる、天候や交通機関による休講等もあり、年間通じたおにぎり・お弁当・サンドイッチなどの廃棄率は深草で8.0%、瀬田で13.8%、大宮で8.5%、金額にすると3店舗合計で80万円以上となり、全てをおにぎりに換算すると3店舗の合計で1日平均40個以上を廃棄していることになります。前年や前月の時間帯別利用、天候等も勘案し発注を行う等の工夫に加え、ロス低減のため2019年度より閉店前の見切り販売を開始しています。食堂に限らず食品を扱う店舗(コンビニやカフェなど)においても食品ロス問題はあります。利用の視点と食品ロス(機会ロスと廃棄ロス)のバランスなど難しい問題もありますが、食品ロスをさらに低減・ロスを出さないようなアイデアを募集します。
紙資源を使わないこと、それだけでも環境問題対策に貢献できます。龍谷大学では紙の使用量削減を目指して集約印刷や両面印刷を活用したり、文書の電子化や会議でのプロジェクター活用を進めています。龍谷大学における2018年度のコピーカウント数は21,486,096カウント(ゼロックス複合機使用量)となり、教職員、学生一人あたりの使用量で換算すると1年間で約1,000枚以上ものコピー用紙を使用していることになります(リソグラフ印刷枚数は除くため、使用量はそれ以上にあります)。コピー用紙の使用について自分事として捉え、大学内で更なるペーパーレスを進めるアイデアを募集します。
地球温暖化は、二酸化炭素などの温室効果ガスの増加が主な原因と考えられています。龍谷大学ではエコキャンパスの実現に向けて、2019年度エネルギー使用量実績を建物1㎡あたりの原油換算値(原単位)およびCO2排出量(原単位)において2015年度比で4%以上の削減を目指しています。換算対象となるエネルギーは「電気」と「ガス」で、大学全体の2018年度の電気使用量は23,726,288kWh、ガス使用量は1,021.9km3です。一般家庭の年間使用量は電気が4,397kWh、ガスが220m3(環境省・家庭CO2統計H26-H27より)ですので、約5千世帯分のエネルギーを龍谷大学は消費していることになります。
龍谷大学では室温:夏季「28℃」冬季「20℃」を目安に過度な空調運転を抑制しています。また、不要な照明のOFF、OA機器の待機電力削減などを進めています。これらの取り組みのほかにさらに大学内で省エネルギー化を進めるアイデアを募集します。
廃棄物・リサイクル対策を中心として循環型社会の形成に向けた様々な取り組みが全国で行われています。龍谷大学では年間約994トンもの廃棄物が発生しています。そのうち約286トンの紙ゴミやプラスチック類などを再生利用していますが、廃棄物全体の約28%にとどまっています。大学の講義棟にはゴミ箱の横に故紙回収ボックスを、事務室内には溶解紙ボックスを設置したり、シュレッダー屑もリサイクルをするなど、ゴミの減量、再資源化をすすめていますが、まだまだ十分な分別ができているとは言えません。そこでさらに大学内でゴミの減量、分別、再資源化を進めるアイデアを募集します。
龍谷大学では2009年4月から「キャンパス敷地内禁煙」とし、全学的に禁煙化に向けて取り組んでいます。指定された場所「卒煙支援ブース」を除いてすべて禁煙となっています。並行して受動喫煙の防止及び喫煙マナーの向上に向けて、様々な取り組みを行っていますが、受動喫煙の問題は少なからず残っています。2018年7月、健康増進法の一部を改正する法律が成立し、2019年7月1日から健康増進法の一部を改正する法律が一部施行され、全国の学校や病院、行政機関の敷地内が原則禁煙となりました。大学はすべての人に健康的な教育環境を提供する責任があり、そのためには、あたりまえのこととしてタバコの煙による健康被害のない環境を提供することが必要です。大学内で吸う人も吸わない人も心地よいキャンパスにするためのアイデアを募集します。
龍谷大学では、すべての人が平和に共存し連帯する社会を目指して、2016年に「人権に関する基本方針」定め、多様な人権課題の一つとして「性別やセクシュアリティによって差別しない」ことを掲げています。2017年には「性の在り方の多様性に関する基本指針」を策定し、「SOGIカフェ」の開催や「LGBTQサバイバルブック」の発刊、「PRIDE指標ゴールド受賞」など様々な事業を展開しています。このような中さらに「性の多様性を認めあうキャンパス」の実現に向けて何ができるでしょうか。LGBTなど性の多様性の理解を進めるアイデアを募集します。
龍谷大学内に限らずSDGsに関連する諸課題やSDGsに捉われないフリーテーマ