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地域連携のためのコミュニティ放送局(FM放送局)共同調査
〜防災におけるコミュニティメディアの役割と市民参加手法を探る〜

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代表者
松浦 さと子(政策学部教授) 専門分野:メディア論、NPO論、社会学
連絡先
matsuura@policy.ryukoku.ac.jp
主な連携メンバー
京都府内のコミュニティ放送局
活動開始時期
2013年1月
主な活動地域
京都府内

活動の概要

コミュニティ放送局は、市区町村内の一部の地域において、地域に密着した情報を提供するため、平成4年1月に制度化された超短波放送局で、地域の特色をいかした番組などを通じて地域のきめ細かな情報を発信する事ができる、豊かで安全な街づくりに貢献できる放送局です。

松浦ゼミでは、さまざまな地域で住民とコミュニティ放送局が近づくことで、相互に支え合い、活用できる関係を築こうと、京都府下にある全6局のコミュニティ放送局と連携し、調査を行いました。

活動内容


コミュニティ放送局スタッフにヒアリングをする学生


ラジオ番組制作に参加する学生

京都府下にはコミュニティ放送局が全6局あります。今回は、2013年2月から3月にわたって6局のコミュニティ放送局を訪問し、周辺調査を行い、報告書を作成しました。

  • 京都三条ラジオカフェ(所在地:京都市中京区、運営:NPO法人京都コミュニティ放送)
  • FM845(所在地:京都市伏見区、運営:株式会社京都リビングエフエム)
  • FMうじ(所在地:京都府宇治市、運営:エフエム宇治放送株式会社)
  • FMいかる(所在地:京都府綾部市、運営:株式会社エフエムあやべ)
  • FM丹波(所在地:京都府福知山、運営:福知山FM放送株式会社)
  • FMたんご(所在地:京都府京丹後市、運営:NPO法人京丹後コミュニ ティ放送))

本活動は、京都三条ラジオカフェの町田寿二前局長から、選挙特番としてのラジオ番組を一緒に制作してみないかという打診を受け、実際に番組制作で連携したことがきっかけです。また、コミュニティ放送局は、大手の放送局とは違い、地元密着で、地域の細やかな情報を住民自身も発信するなど、東日本大震災の際には大いにその力を発揮しました。そこで、今後の活用について、各局の協力を得て調査しました。

調査のポイントは以下の通りです。

  1. 開局に至った経緯(その地域でコミュニティメディアが必要とされる理由)
  2. 出資者や会員との関係
  3. エリアと人口、どれだけの人が視聴しているか(影響力)
  4. 京都府内のコミュニティ放送局とのつながり(協力体制 等)
  5. 興味を持たれる放送にするための工夫(住民の反応)
  6. 人件費(有給者・パートの割合等)、人材育成やパーソナリティの養成
  7. 現在の課題
  8. 外国語放送、市民参加システム、震災、災害の対応
  9. 局舎の状況(周辺調査)
  10. 周辺地域、リスナーの反応(リスナーへのインタビュー)

これまでの成果

本調査は「地域に届け、市民の力!!6局6色のラジオ局~コミュニティFM京都府下全6局調査~」と して報告書にまとめました。この活動は文部科学省「平成24年度大学間共同教育連携事業」の助成を 受けました。また、この成果を京都新聞@キャンパス(2013年9月11日付夕刊)に報告し、コミュニティ 放送の存在の周知に協力しました。

今後の目標・課題

若者のテレビ・ラジオ離れが言われ、インターネット全盛の時代ですが、住民が「話せる」「伝えられる」地域のラジオだがらこそ、コミュニティ放送局の意義があります。学生が地域のコミュニケーションを活発にすることを願って活動を進めていきます。また、映像メディアへの意欲も持っています。伏見周辺の古い動画を収集していこうという活動も始めました。

TOPICS

1.大阪メディフェス(全国市民メディア交流集会)

「メディアを捨てて、メディアになろう」が、2013年9月21日~22日に、大阪市天王寺区で開催され、大阪フィールドワークの記録、取材、プレゼンスタッフとして活動しました。

2.福島・避難ママとの協働シンポジウムを開催

松浦研究室と「さぽーと紡(避難ママの会)」、特定非営利活動法人OurPlanetの共催で、「<オンナ・コドモ>のジャーナリズム福島のお母さんたちとともに」の講演・シンポジウムを9月23日、龍谷大学アバンティ響都ホールで開催しました。原発事故や被災者が抱える問題をどう社会に発信していくか、今後もメディアの役割を考えていきます。

他団体・グループとの連携について:連携可