TOP > 全国初 地域貢献型メガソーラー「龍谷ソーラーパーク」稼働

全国初 地域貢献型メガソーラー「龍谷ソーラーパーク」稼働

PDFで表示する

龍谷大学は、和歌山県印南町、株式会社京セラソーラーコーポレーション、株式会社PLUS SOCIAL、トランスバリュー信託株式会社と連携して、全国初となる地域貢献型メガソーラー(大規模太陽光発電所)「龍谷ソーラーパーク」が2013年11月5日に竣工し、稼働を開始しました。

地域とより強く、より永続的な連携へ


和歌山県の仁坂吉伸知事(左)を県庁に表敬訪問し、がっちりと握手を交わす赤松徹眞学長


龍谷ソーラーパーク(和歌山県印南市)の竣工式(2013年11月5日)

龍谷ソーラーパークは、太陽光発電による利益を地域活性化のために還元することを目的とした地域貢献型メガソーラーです。売電から得られる利益は、公益財団法人を通じて和歌山や京都の地域活動やボランティア活動などの活動資金として活用されます。 最大出力は合計約1.85MW、一般家庭約600世帯分の年間消費量に相当する年間約190万kWhの発電量が見込まれており、龍谷大学、印南町、発電事業者、金融機関など、それぞれが持つ資源やノウハウなどを提供するかたちで連携する全国初の協働モデルとして注目されています。

この事業は、龍谷大学が社会的責任投資(SRI:Socially Responsible Investment)を行い、得られた収益を地域に還元するという地域貢献型メガソーラーを全国に先駆けて展開するものであり、独立行政法人科学技術振興機構(JST)の実施する事業「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」に採択された本学の研究開発プロジェクト「地域再生型環境エネルギーシステム実装のための広域公共人材育成・活用システムの形成」(代表:白石克孝・龍谷大学政策学部教授、研究期間:2010年10月~2013年9月)の研究成果をもとに、考案された「地域貢献型メガソーラー発電事業」のモデルを事業化したものです。

さらに、この事業の中で、龍谷大学は、印南町と連携を行い、環境教育や地域の次世代人材などを行うことを構想しており、教育機関としての社会資源の提供という点においても役割を果たすことをめざしています。

このように、「龍谷ソーラーパーク」は、地域の自然エネルギーの活用を核に、さまざまな社会資源を組み合わせることで、地域とより強く、より永続的な連携を生み出します。


龍谷ソーラーパーク(和歌山県印南市)


龍谷ソーラーパーク(深草キャンパス)

「龍谷ソーラーパーク」の概要

設置場所 和歌山県印南町大字印南4483番地 <設置容量 約1,200kW>
和歌山県印南町大字美里1192番地 <設置容量 約600kW>
京都市伏見区深草塚本町67番地(龍谷大学) <設置容量 約50kW>
総発電能力 約1,850kW
太陽光発電パネル総枚数 約7600枚
年間発電電力量(予定) 約1,900,000kWh
竣工・稼働 2013年11月 7億円
総事業費 7億円

事業スキーム図

「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」に基づき、得られた売電収益は、事業主体である非営利型株式会社PLUS SOCIALを通じて、地域へ。