このたび、「REC設立30周年記念シンポジウム」を開催することとなりました。
龍谷エクステンションセンター(REC)は、龍谷大学が大学の重要な使命として位置付けている「教育」と「研究」にならぶ「エクステンション」の活動を中心的に担う拠点として、1991年に設立されました。大学のもつ知的資源を地域に普及・還元する活動にとどまらず、地域の人材や資源あるいは課題を大学に取り込み、これを本学の教育や研究に活用した上で、その成果を改めて地域に還元する、この双方向型のサイクルが発揮されることが本学のエクステンション活動の特徴であり、その成果として社会貢献を果たしていくことを基本理念としています。そのあと30年にわたり、産官学連携事業・地域連携事業・生涯学習事業などを推進してきています。
「REC設立30周年記念シンポジウム」では、『持続可能な社会創造のために大学ができること~仏教SDGs~』というテーマのもと、中井環境事務次官・三日月滋賀県知事・佐藤大津市長・龍谷大学学長入澤の講演・パネルディスカッションがございます。龍谷大学発の社会課題解決型ベンチャーの事例報告もございます。これまで支えていただいた皆様への感謝の気持ちを込める意味も含めまして、持続可能な社会実現のために大学と社会のありかたを考える機会となればと思います。
RECも、めまぐるしく変化する社会のなかで、変革を求められていると考えています。人間を中心とする超スマート社会・グローバルなどのキーワードに加え、意図しないキッカケではありましたがデジタルトランスフォーメーションも一気に普及しています。一方、平等・自立・内省・感謝・平和といった龍谷大学の建学の精神は、「真実を求め、真実に生き、真実を顕かにする」ことのできる人間を育成するという目的とともに、普遍的なものであることがいっそう意識されてきています。そこで、RECは、これまでの30年を顧みながら、龍谷大学ならではのエクステンションを目指し、今後の30年に向けて、新たな試みを提案してまいります。産官学連携事業・地域連携事業・生涯学習事業など、龍谷大学の特色ある活動を目指します。
それでは、ぜひ「REC設立30周年記念シンポジウム」にご参加・お楽しみいただければ幸いです。