サクラの開花日・カエデの紅葉日共同調査
〜市民ボランティアとの協力で地球温暖化を調査〜
- 代表者
- 増田 啓子(経済学部教授) 専門分野:環境気候学
- 連絡先
- keiko@econ.ryukoku.ac.jp
- 主な連携メンバー
- 京都府地球温暖化防止活動推進センター
- 活動開始時期
- 2008年秋から
- 主な活動地域
- 京都府を中心とした近畿圏内
活動の概要
春にソメイヨシノの開花調査を、秋にはカエデの紅葉調査を行っています。調査は一般の方や高校生でもできるように、ソメイヨシノの開花日やカエデの紅葉日の前に、事前講演を行ったり、植物園での事前学習を実施したりしています。調査した結果は、京都府地球温暖化防止活動推進センターがインターネットや郵送で回収し増田研究室へ提供します。データの入力や解析を行い、その結果を公表しています。
これまでの成果
1. 報告書の発行
これまでの調査結果を「京都のサクラの開花日・カエデの紅葉日調査報告書」にまとめ、行政や気象予報士に配布しています。「京都のサクラの開花日・カエデの紅葉日調査報告書」やサクラ開花・カエデ紅葉の調査は京都府地球温暖化防止活動推進センターのWEBサイトで見ることができます。
京都のサクラの開花日・カエデの紅葉日調査報告書
WEBサイト http://www.kcfca.or.jp/jigyou/info/sakura-kaede.html
2. 報道による研究成果の公表
これらの活動は、読売新聞(2008年11月20日付夕刊)やNHK(おはよう関西<2008年11月26日放送>、ニュースウォッチ9<2013年11月15日放送>)、NHKラジオ(2010年11月28日放送)ほか、朝日新聞(2013年3月19日、同年9月2日)や京都新聞(2012年11月5日付夕刊)に、桜や紅葉から見る温暖化をテーマとして報道されました。
京都府地球温暖化防止活動推進センターとの研究調査を伝える朝日新聞
(左:2012年11月10日付朝刊、右:2013年3月19日付朝刊)
今後の目標・課題
現在は開花日、紅葉日前後の期間に多くの方に調査をしてもらっていますが、6年間の調査結果から将来的には定点観測できる標準木を設定し、京都府域のサクラとカエデ(モミジ)の生物季節観測地点での継続観測を実施する計画です。
サクラの調査結果
市民参加による2011年の京都府域の紅葉分布
他団体・グループとの連携について:連携可