「大規模災害発生時における地域協力に関する協定」を締結
- 代表者
- 龍谷大学
- 連絡先
- TEL:075-645-7877(管理課)
- 活動開始時期
- 2011年1月17日
- 主な連携メンバー
- 砂川学区自治連合会、伏見消防署
- 主な活動地域
- 京都市伏見区砂川学区
活動の概要
大規模災害に備え、地域防災ネットワークを推進している伏見消防署と、砂川学区自治連合会と協議を重ねた結果、砂川学区自治連合会と「大規模な災害発生時における地域協力に関する協定」を締結するに至りました。
同協定では、地震などの大規模災害が発生した際に、本学と砂川学区自治連合会が連携協力し、迅速かつ円滑な救護活動を推進するために必要な事項を定めています。
活動内容
協定を締結し砂川学区自治連合会と握手する若原道昭学長(当時)
最大1時間に5000リットル供給できる井戸プラント
近隣の砂川小学校6年生を招き防災対策や井戸の仕組みを説明
本学は、広域避難場所として指定されている深草学舎において、自立型の水供給設備(井戸プラント)を2010年5月から本格稼動させました。今回の協定内容は、同設備が耐震性を持ち、大規模な災害発生によって上水道が断絶した場合に、避難した地域住民や本学構成員に飲料水を供給することができることから、この井戸プラントの活用が連携の柱となっています。
なお、京都市内において、井戸プラントの活用を含めたこのような地域と大学との協力協定の締結は今回が初のケースです。
協定の内容は次のとおりです。
<目的>
- 大規模な災害が発生した場合において、本学と砂川学区自治連合会が連携協力し、本学構成員及び地域住民の安全に寄与します。
<本学からの応援内容>
- 避難場所、避難施設の提供(深草学舎中庭、体育館)
- 飲料水の提供(深草学舎貯水及び井戸水)
- 災害に関する情報の提供(体育館設置の防災無線)
- 応急救護用品の提供(既存保健管理センター保有のマスク、消毒液、AED、救急箱の提供)
<砂川学区自治連合会からの応援内容>
- 災害発生時における本学学生、教職員の安否情報提供の協力
これまでの成果
1.「伏見区災害ボランティアセンターの設置場所に関する協定」を締結
締結式に参加した(右から)水口重忠伏見区長、赤松徹眞学長、村井信夫社会福祉協議会会長
大規模災害が発生した際、本学深草学舎に「伏見区災害ボランティアセンター」を設置する「伏見区災害ボランティアセンターの設置場所に関する協定」を京都市伏見区役所・京都市伏見区社会福祉協議会と2011年11月に締結しました。
本協定は、地震等の大規模災害が発生した際、伏見区内におけるボランティア活動拠点のひとつとして被災者支援及び地域の復興に寄与することを目的としています。今後も自治体との連携から地域社会に貢献できる取り組みを行っていきます。
2.伏見区災害ボランティアセンターの設置と運営訓練を実施
2011年11月に締結した「伏見区災害ボランティアセンターの設置場所に関する協定」に基づき、2012年度に引き続き、2013 年度は12月15日に本学深草学舎紫光館別館において「伏見区災害ボランティアセンター設置・運営訓練」が実施されました。
今回の訓練は、「平成25年度伏見区総合防災訓練」の一環として、メイン会場の深草中学校とテレビ会議システムによる中継 を活用し訓練が進められました。
訓練には、伏見区役所、伏見区社会福祉協議会をはじめ地域住民も多数参加し、本学からはボランティア・NPO活動セン ター学生スタッフが参加し、ボランティアの模擬活動を行いました。
伏見区災害ボランティアセンター運営訓練の様子
本学学生も参加し手順を確認
他団体・グループとの連携について:連携可