地域協働総合センター
- 代表者
- 白石 克孝(地域協働総合センター長、政策学部教授)
- 連絡先
- seisaku@ad.ryukoku.ac.jp(政策学部教務課)
- 主な連携メンバー
- 政策学部・大学院政策学研究科、きょうとNPOセンター、自治体、地元企業・地元団体関係者等
- 活動開始時期
- 2011年4月
- 主な活動地域
- 京都府内
政策学部・大学院政策学研究科では、地域連携における先進的な研究成果を、大学教育及び人材育成に還元し、さらに充実・発展させるべく、2011年4月、学部・研究科の開設と同時に地域協働総合センターを開設しました。
地域協働総合センターは、大学が地域社会と協働する連携拠点だけでなく、地域で活躍する人材を育成するプロジェクトの開発・展開拠点の機能も兼ね備えています。政策学部教員の研究成果をもとに、地域連携と人材育成を一体化して展開することで、新しい形の政策学教育を開発していきます。同時に、積極的に学外資金を獲得し、学外機関のプロジェクト等を受託することで、社会に発信力のある事業を実施していきます。
1. 京都市いきいき市民活動センターにおける地域課題解決プロジェクト
特定非営利活動法人きょうとNPOセンターと、きょうとNPOセンターが指定管理者として管理・運営を行う「京都市いきいき市民活動センター(伏見・東山)」の運営における相互協力の協定を締結しました。大学がこのような形で公共施設の運営にかかわるのは日本初のことであり、新たな公共施設の在り方や運営モデルの構築をめざします。
今回の協定により、学生が京都市いきいき市民活動センターを拠点に地域の課題解決に取り組む「Ryu-SEIGAP(龍谷大学 政策学部 Glocal Action Program)」がスタートしました。 今年度は、政策学部1回生約40名が「Ryu-SEI GAP」に登録し、第1期となる「地域デビュー編」では、伏見地区のヒアリング調査やまちあるきを実施しました。
伏見区役所での講演会
Ryu-SEI GAP グループワーク
まちあるきの調査結果をまとめた模造紙
きょうとNPOセンターと
相互協力に関する協定を締結
2. 京都府北部地域における「キャップストーンプログラム」の実施
「キャップストーンプログラム」とは、大学院生がチームを組んで地域の課題解決に取り組む、大学院の総仕上げにあたる教育プログラムです。総合大学が無く地域の疲弊が著しい京都府北部地域でこのプログラムを実施することにより、大学の人材育成機能を通じた地域活性化への貢献を実践し、教学上・運営上の体制整備に反映させます。現在、政策学研究科生が「キャップストーンプログラム」として、宮津市におけるバリアフリー観光の経済波及効果を調査しています。
なお、この事業は、文部科学省の「先導的大学改革推進委託事業」に採択されました。
宮津市でのヒアリング調査
観光モニターツアーに同行
3. 亀岡市まちづくりにおける協働プロジェクト
第4次亀岡市総合計画に掲げられた市民協働推進事業の実施にあたり、庁内横断組織研修や市民と行政の協働ルールづくりに、政策学部教員及び「キャップストーンプログラム」として政策学研究科生がかかわっています。また、4月には亀岡市、立命館大学、京都学園大学との4者で「亀岡カーボンマイナスプロジェクトに関する研究・事業協力協定」を締結しました。今後、地域協働総合センターにおいて、当プロジェクトにおける学生の教育・研究活動を支援していきます。
その他、現在、下記の取り組みも行っています。
4.「地域公共政策士」資格取得に必要な履修証明プログラム(学部・大学院)の実施
5.「地域公共政策士」資格制度の開発を担う、京都府の8大学による戦略的大学連携支援事業の運営
6.京都市職員と市民が参加する、ファシリテート能力研修の開催
7.議員のための政策提案能力研修の開催(京都府立大学との共催)
8.議員の大学院受け入れや、大学院生の議会へのインターンシップ派遣等の交流を含めた、大津市議会とのパートナーシップ協定の締結
他団体・グループとの連携について:連携可