TOP > いわき物産復興プロジェクト

いわき物産復興プロジェクト

PDFで表示する

代表者
築地 達郎(社会学部准教授) 専門分野:社会情報学、広報論
連絡先
tsukiji@soc.ryukoku.ac.jp
主な連携メンバー
社会学部(築地ゼミ)、いわき商工会議所、(社)いわき観光まちづくりビューロー、いわき市内物産事業者、東日本国際大学
活動開始時期
2011年6月
主な活動地域
福島県いわき市

活動の概要

東日本大震災とそれに伴う原発事故によって深刻な打撃を受けている福島県いわき市の経済再建を支援するために、地元商工業者を主体とするプロジェクトチームを構成し、商工会議所、東日本国際大(東日大)、龍谷大のスタッフ、教員、学生がいわきの物産の関西におけるマーケティング活動をサポートしています。

単なる支援ベースの物産販促ではなく、消費者志向・放射線安全重視の新たなマーケティングを行い、いわき産業界の自立を促すことを目的に、数年間かけて断続的に物産展やキャンペーンなどを展開し、中長期的に需要開発を進める計画です。

活動内容

プロジェクト全体は、商工業者、支援機関、東日大、龍谷大が参画する「いわき物産復興プロジェクトチーム」が中心になって進めています。このプロジェクトは、いわき市の「大学等と地域の連携したまちづくり推進事業」に採択され、同市の財政支援のもと、基礎的なマーケティングを行っていきます。

マーケティングにかかわるリサーチ活動は東日大や龍谷大の学生を中心とするメンバーが行います。東日大は供給サイドのシーズ調査や商品企画など、龍谷大は消費者のニーズ調査や広報宣伝企画などに主体的にかかわっていきます。

今後数年かけて、関西地方における物産展や見本市、キャンペーンなどを多角的・重層的に展開していきます。これらの企画にも龍大生が主体的にかかわり、ビジネス創出やメディアリテラシーに関する知見を実践的に身に付けていくことも期待できます。


いわき市のトマト生産会社を訪問した
東日大と龍谷大の学生


「いわき物産展in 大津」で提供する
いわき市名産のサンマハンバーグ
「ポーポー焼き」を試食する学生


11月の「いわき物産展in 大津」に
向けて意見交換する 東日大と
龍谷大の学生

これまでの成果

2011年夏に、龍谷大の学生たちがいわき市で合宿し、東日大の学生とともに地元企業や農業の現場でフィールドワークを行いました。そこで得られた知見に基づいて、両大学生の共同で初期的なマーケティングプランを立てました。

マーケティング活動の第1弾として、2011年11月19日と20日の2日間、「福島県いわき市復興物産展in大津~『がんばっぺいわき』」を瀬田学舎近隣の商業施設「フォレオ大津一里山」全面協力のもとに開催しました。いわき市からは6社が出品し、消費者の好評を博しました。

特に放射能・放射線に関する市民への情報提供を積極的に行い、注目を集めました。


「いわき復興物産展in大津」で物産販売に取り組む龍大生と東日大生(2011年11月)

今後の課題・目標

第1回物産展において得られた知見を生産者側に的確にフィードバックし、関西の消費者にフィットした新たな商品開発に結び付けられるかどうかが、当面の大きな課題です。このフィードバックを成功させ、持続的なサイクルの構築をめざします。

他団体・グループとの連携について:連携可

様々なイベントを継続的に企画運営していきます。イベント時にはボランティアを募集しますので、興味ある方はご連絡ください。